世界一長い曲の長さって一体どのぐらいと思う?
と聞かれたら、どのぐらいの長さをイメージしますか?
まあ、せいぜい長くて30分ぐらいかな、って思いませんか?
実は世界一長い曲は1,000年で、現在も進行中・・・・!!
ネット上にはその世界一長い曲について、既にいくつかの記事がアップされています。
この記事では、そんな世界レベルでは人間の感覚を大きく超えた、世界一長い曲について紹介します。
世界一長い曲は人間の感覚を超えすぎ1000年!!
世界一長い曲は現在もこの時間も演奏中・・・!
1999年12月31日の真夜中に再生を開始し、終わりは2999年12月31日。
つまり演奏に1000年もかかるというのです!
こういうことを聞いても、ちょっと意味がわかりません!
この曲の名前はその名のとおり LongPlayer
演奏開始から既に20年以上が立っています。
そして、1000年の演奏が終了した段階で振り出しに戻り、再度演奏が始まるとのこと。
LongPlayerは20分20秒の曲の1つがベースになっています。
それをコンピュータが簡単なアルゴリズムに基いて処理をし、膨大なバリエーションを作っています。
それらを切れ目無く演奏すると1000年かかるんだそうです。
そんなLongPlayerって一体どんな曲なんでしょうか?
世界一長い曲はどんな感じの曲?
演奏に1000年もかかるっていうこのLongPlayerって、一体どんな感じの曲なんでしょうか?
その答えがこれ
一部をライブ演奏した時の映像
曲・・?って思いますよね。
演奏はギターやドラム、ピアノ等を使うのではなく、チベットの鈴と銅鑼が使われます。
その縁を木製のばちで叩いたり、擦り回すことで音を出しています。
(画像出典:A Symphony to Last a Thousand Years)
どうも銅羅はSinging Bowlと言うようです。
音の出し方や演奏の方法はこちらの動画でよくわかります。
上の動画のように、演奏に1000年もかかるLongPlayerなのにライブ演奏が何度か行われています。
初演はロンドン、2009年9月12日(土)の午前8時20分から1000分間
13日の午前1時40分まで演奏されたようです。
演奏者は30分と60分の交代によって演奏を続けています。
2回目の演奏では2009年12月31日からの新年にかけて、ロンドンのトリニティブイワーフの灯台で3時間の長さの演奏が行われています。
こちらは2010年10月16日にサンフランシスコのイエルバブエナ芸術センターで行われた演奏の様子
ライブ演奏では234のSinging Bowlが6つの同心円状のリング状に配置され 演奏されました。
リングの最大は20mにも及んでいます。
世界一長い曲の作曲者Jem Finerについて
世界一長い曲のLongPlayerを作曲した人はJem Finerです。
Jem Finer(ジム・ファイナー)は、イギリスのアーティスト、ミュージシャン、作曲家。
1955年7月25日生まれの現在64歳。
イギリスのロック・バンドザ・ポーグス(The Pogues)の創設メンバーの一人です。
The Pogues Misty Morning Albert Bridge
主にバンジョーを演奏しており、その他にもマンドラ、サックス、ギター等も演奏していました。
1970年代にコンピューターサイエンスを学んでいたことも影響したのでしょうか、彼はミュージシャンとしてだけでなく、写真、映画、実験音楽、ポピュラー音楽、インスタレーションなど、さまざまな分野で活躍しています。
LongPlayerに関するインタビュー動画
世界一長い曲を聞く方法
この世界一長い曲であるLongPlayerを聞く方法について紹介します。
これまでは、オンラインやライブパフォーマンスでLongplayerを聞くことができます。
Longplayerのアプリ
まずiPhoneアプリにLongplayerを聞くためのアプリがあります。
現在日本円で490円です。
ロンドン トリニティ・ブイ・ワーフ灯台での定期演奏
2009年6月21日から毎週末、午前11時〜午後5時(冬季、10月〜3月を含む、午前11時〜午後4時)で演奏が行われています。
無料で聞けますが、寄付を受け付けています。
ただ、現在は新型コロナウイルスの感染拡大によって、2020年3月19日から灯台が閉鎖になっています。
この灯台とLongPlayerに関するポッドキャストが2020年6月4日に公開されました。
まとめ
世界一長い曲は演奏時間1000年もかかるLongPlayerでした。
イギリスの作曲家Jim Finerによって作られています。
人が演奏をする場合はSinging Bowlと呼ばれる銅鑼と鈴を使って演奏されます。
これまで数回のライブパフォーマンスが行われており、多くの方がLongPlayerの独特の雰囲気を楽しんでいるようです。