都道府県別世帯当たりの自動車保有台数ランキング

日本において自動車保有台数という数字は、交通手段としての利便性や地方創生政策などに関連して重要な指標となっています。

この記事では、全国47都道府県の世帯別の自動車保有台数を比較し、都道府県別自動車保有台数ランキングを作成し、日本の交通事情について徹底解説します。

世帯当たりの自動車保有台数都道府県別ランキングトップ５

（１）上位トップ５の都道府県

令和４年３月末現在の「自動車検査登録情報協会調査結果」によるデータでは、都道府県別の世帯あたりの自動車保有台数のトップ５は、

となりました。

北陸勢（福井県、富山県）が上位２位を占めているのが特徴です（ただし、北陸の内の石川県だけは１４位です）。

群馬県と栃木県は隣接していますが、山形県だけ地域が離れています。

調査時期がちょっと違うので、もう少し直感的に分かるように都道府県別の状況を地図を見ると以下のようになっています。

　都道府県別１世帯当たりの乗用車の保有台数（出典：国土交通省「令和２年度版交通政策白書」）

（２）下位トップ５の都道府県

下からのトップ５を見ると関東、関西の都道府県が該当していました。

となりました。

続けて全都道府県のランキング結果を以下に示します。

都道府県別に見た世帯当たりの自動車保有台数ランキング

（出典：自動車検査登録情報協会調査結果（令和４年３月末現在））

このように世帯当たりの自動車保有台数都道府県別ランキング第１位の福井県は、それを誇りとして、自身を「自動車大国ふくい」と呼んでいます（「した」、、かもしれません）。

平成20年の福井県発行のこちらの資料での記載です。

福井県による調査結果では、都市部における県民の移動手段の４分の３は自動車だとか。

公共交通機関の整備が不十分なため、移動手段として自動車が必要不可欠となっているようです。

こちらのサイトにあるように福井県は自動車産業が盛んなことも、世帯当たりの自動車保有台数が多くなっている要因でもありそうです。

以上のように福井県は車に依存する社会になっているのですが、そのような状況は環境にも悪いことから、福井県では県をあげて「車に頼りすぎない社会づくり」に取り組んでいます。

その結果、「福井県クルマに頼り過ぎない社会づくり推進県民会議」が平成３０年交通関係環境保全優良事業者等大臣表彰を受賞しています。

ということで、単に自動車の数が多いということではなく、そこからの問題解決にも熱心に取り組んでいるのが福井県でした！！

参考に都道府県別の自動車保有台数を都道府県別に見てみましょう。

結果は以下の表のとおり、トヨタのお膝元の愛知県が第１位です。

２位以下は、世帯当たりの保有台数は少なかった関東圏の都道府県が上位を占めました。人口の多さがものをいう形となっています。

全都道府県のランキング結果は以下のとおりです。

都道府県別自動車保有台数ランキング