日本では、一体どんなスポーツをやっている人が多いか知りたいですか?
総務省統計局が5年毎に実施している「社会生活基本調査」の中で、「スポーツの種類別行動者数」を公表しています。
その結果、最も多かったのは、「ウォーキング・軽い体操」
続けて「器具を使ったトレーニング」
3番目はなんと「ボウリング」となりました!
サッカーや野球、バレーはどうなってるの??って思いますよね。。
その他のスポーツはどういう感じなのか、続けてみてみましょう!
日本のスポーツ人口のランキング結果(20歳以上)
総務省の資料では10歳以上の人数が掲載されているのですが、大人だけの人数が知りたかったため、以下に掲載するのは20歳以上の人数に再整理したものです。
その結果、最も多かったのが「ウォーキング・軽い運動」で43,689千人となり、ダントツの1位。
ついで、「器具を使ったトレーニング」「ボウリング」となりました。
気になるのがその後のランキングですが、
第4位はジョギング・マラソン
第5位はなんと登山・ハイキング
そして、このブログでも時々取り上げているゴルフが7位にランクインしています。
順位 | スポーツの種類 | 人数(千人) |
1 | ウォーキング・軽い体操 | 43,689 |
2 | 器具を使ったトレーニング | 14,852 |
3 | ボウリング | 11,322 |
4 | ジョギング・マラソン | 10,406 |
5 | 登山・ハイキング | 10,332 |
6 | 水泳 | 9,011 |
7 | ゴルフ(練習場を含む) | 8,650 |
8 | つり | 8,350 |
9 | サイクリング | 7,491 |
10 | その他 | 5,983 |
11 | 野球(キャッチボールを含む) | 5,733 |
12 | 卓球 | 5,346 |
13 | バドミントン | 4,956 |
14 | スキー・スノーボード | 4,869 |
15 | サッカー(フットサルを含む) | 4,132 |
16 | テニス | 3,818 |
17 | バレーボール | 3,167 |
18 | バスケットボール | 2,292 |
19 | ソフトボール | 2,138 |
20 | ゲートボール | 763 |
21 | 剣道 | 354 |
22 | 柔道 | 301 |
総数 | 68,210 |
(平成28年社会生活基本調査より作成、人数は20歳以上のみ)
スポーツと聞くとすぐイメージするような、野球やサッカー、バレー、バスケットボールのような球技はこのランキングでは下位となっており、本当に意外でした。
でも、スポーツ人口を知りたかったのに、ここに書かれている「軽い体操」って、スポーツって言えるのかいう気もしますし、
第2位の「器具を使ったトレーニング」も全員がジムでマシンを使ったトレーニングをやっているとはどうしても思えないため、個人的にはこの結果をもってスポーツ人口が分かったとはどうも思えませんでした。
そこで、もしかしたらスポーツ指導者数の多い、少ないが、スポーツ人口の多さの判断に参考になるのではと思って調べてみたところ、以下のようなデータを見つけました。
それが、こちらです。
日本のスポーツ指導者登録者数の多さランキング
スポーツ庁が公開しているデータからスポーツ競技の指導者数の多さを比べるとなんと、日本ではサッカーが最も多かったんです。
次に水泳、バレーボールと続きました。
かなりイメージが違っていましたが、このデータも日本のスポーツ人口の多い、少ないを判断する参考データにはなりそうにないと感じました。
そこで、また別のデータを掲載しますね。
やってみたい・体験してみたいスポーツランキング
2021年は日本でオリンピックとパラリンピックが開催された年でもあります。
この2つのビックイベントをきっかけとして、やってみたいスポーツのランキングも紹介されています。
やってみたい人数 ≒ やっている人数 ?
になるのでは。。。と期待して、その人数を見てみました。
この結果では、マラソンが1位、ついでバトミントン、卓球、テニスと並びました。
結果全体は以下の図のとおりとなります。
図1 オリンピック/パラリンピックをきっかけにやってみたいスポーツ
(出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティングとマクロミルによる共同調査「2021年スポーツマーケティング基礎調査」2021年10月25日)
いや〜、ジョギングならまだしも、マラソンはさすがにきついでしょう!!
ということで、この数字もどうも参考にならない感じです😓
まとめ
以上のような状況で、国が発表している公式データでは、日本では行っている人の数が多いスポーツは
- ウォーキング・軽い運動
- 器具を使ったトレーニング
- ボウリング
- ジョギング・マラソン
- 登山・ハイキング
が上位5位でした。
(しかし、この結果はスポーツ人口という言葉からはイメージするものとちょっとかけ離れている感じがしました。)
競技別指導者数で人数が多かった上位3位は
- サッカー
- 水泳
- バレーボール
オリパラをきっかけにやってみたいスポーツで多かったのが
- マラソン
- バトミントン
- 卓球
が上位3位となりました。
さて、最初に紹介した令和3年社会生活基本調査の調査結果は令和4年9月に公表される予定となっています。
平成28年の結果とどのように変化しているのか確認するのが楽しみですね。