物価が安い国・高い国 ランキング!旅行前に知りたい

社会

海外旅行に行きたいと思ったとき、その国の物価はどれくらいなのか気になりませんか?

日本より物価が高い国に行くと、思ったよりもお金がかかってしまうこともありますよね。逆に物価が安い国なら、予算を抑えて楽しむことができるかもしれません。

この記事では世界の国々の物価を比較し、観光地として訪れる安い国と高い国のランキングをご紹介します。旅行の計画を立てる前に参考にしてみてください!

物価を比較するとき、マクドナルドの「ビッグマック」の値段を比べる「ビッグマック指数」や、国際的な調査会社が行う「生計費調査」などのデータが使われています。

「ビッグマック指数」は、世界中どこでもほぼ同じ品質で販売されているマクドナルドのビッグマックの価格を比べることで、各国の物価や通貨の価値を簡単に比較できる指標です。

例えば、2024年の調査によると、ビッグマックの価格が最も高い国はスイスで約1,225円。一方、日本では約456円となっています。この差を見ると、スイスの物価がいかに高いかがわかります。

【この記事の参考とした資料】

  • Numbeo(世界の物価データベース)による2024年最新調査
  • 英エコノミスト誌による2024年ビッグマック指数
  • マーサー社による2024年世界生計費調査
  • 各国の観光局公式データ

物価が安い国ランキングTOP10

観光地として人気の国の中から、各国の物価を日本と比較して、総合的な生活コストの安さで正しくランキングしました。

ここでは各国の物価が日本と比べて「どのくらい安いか」の割合と、具体的な商品の価格例を挙げています。

 

第1位:インドネシア

日本との物価比較: 日本の約20~25%(日本の物価の約4分の1〜5分の1)

  • カプチーノ1杯: 約100円~300円程度
  • 1.5リットルの水: 約50円~150円程度
  • 月額平均給与: 約3万円~5万円程度

インドネシアは東南アジアの中でも特に物価が安く、日本の物価の5分の1程度で生活できる国です。バリ島やボロブドゥール寺院遺跡など観光地も多く、リゾート地でも比較的安く滞在できます。現地の伝統市場では食材や日用品がさらに安く手に入ります。

 

第2位:ベトナム

日本との物価比較: 日本の約30~40%(日本の物価の約3分の1)

  • カプチーノ1杯: 約180円~420円程度
  • 1.5リットルの水: 約60円~120円程度
  • 月額平均給与:約3.6万円~5.4万円程度

ベトナムはストリートフードが特に安く、現地の食堂では数百円で美味しい料理を楽しめます。ハロン湾やホーチミンなどの観光地があり、物価の安さと独特の文化で人気の旅行先となっています。

 

第3位:マレーシア

日本との物価比較: 日本の約40~50%(日本の物価の約2分の1)

  • カプチーノ1杯: 約250円~470円程度
  • 1.5リットルの水: 約80円~120円程度
  • 月額平均給与: 約9万円~15万円程度

マレーシアは東南アジアの中では比較的経済発展している国ですが、それでも物価は日本の半分程度です。クアラルンプールのような大都市でも、食事や交通費は日本よりもかなり安く済みます。

 

第4位:セルビア

日本との物価比較: 日本の約40~50%(日本の物価の約2分の1)

  • カプチーノ1杯: 約400円~670円程度
  • 1.5リットルの水: 約90円~160円程度
  • 月額平均給与: 約8万円~11万円程度

セルビアは東ヨーロッパの中でも特に物価が安い国の一つです。ヨーロッパ旅行をしたいけれど予算が限られている人にとって、西ヨーロッパよりも格段に安く旅行できる選択肢となります。

 

第5位:ブルガリア

日本との物価比較: 日本の約45~55%(日本の物価の約2分の1)

  • カプチーノ1杯: 約250円~420円程度
  • 1.5リットルの水: 約80円~160円程度
  • 月額平均給与: 約8万円~12万円程度

ブルガリアもヨーロッパの中では物価が安い国です。特に地方都市では生活費が安く、首都ソフィアでも日本に比べると半額程度で生活できます。黒海沿岸のリゾート地も比較的安価で楽しめます。

 

第6位:北マケドニア

日本との物価比較: 日本の約45~55%(日本の物価の約2分の1)

  • カプチーノ1杯: 約300円~500円程度
  • 1.5リットルの水: 約100円~200円程度
  • 月額平均給与: 約7.5万円~10万円程度

北マケドニアは東ヨーロッパの小国ですが、物価の安さが魅力です。オフリド湖やマケドニア広場など美しい観光地がありながら、西ヨーロッパの3分の1程度の予算で旅行を楽しめます。

 

第7位:ルーマニア

日本との物価比較: 日本の約50~60%(日本の物価の約2分の1弱)

  • カプチーノ1杯: 約260円~390円程度
  • 1.5リットルの水: 約90円~160円程度
  • 月額平均給与: 約11万円~14万円程度

ルーマニアはドラキュラ伝説のブラン城など歴史的な観光地があり、東ヨーロッパの魅力を感じられる国です。

首都ブカレストでも日本の約半分程度の生活費で済みます。公共交通機関も非常に安いです。

 

第8位:中国

日本との物価比較: 日本の約50~70%(地域によって大きく異なる)

  • カプチーノ1杯: 約500円~800円
  • 1.5リットルの水: 約60円~100円
  • 月額平均給与: 約16万円~24万円程度

中国は地域によって物価差が大きく、上海や北京などの大都市では日本と同等かそれ以上の場所もありますが、地方都市や農村部では日本の半分以下の物価です。食事は特に安く、屋台での食事は数百円で満足できます。

 

第9位:ハンガリー

日本との物価比較: 日本の約55~65%(日本の物価の約3分の2)

  • カプチーノ1杯: 約250円~380円
  • 1.5リットルの水: 約80円~120円
  • 月額平均給与: 約12万円~17万円程度

ハンガリーの首都ブダペストは「ドナウの真珠」と呼ばれる美しい都市ですが、西ヨーロッパの主要都市に比べて物価がかなり安いです。特に公共交通機関や温泉施設の料金が安いことで知られています。

 

第10位:ポーランド

日本との物価比較: 日本の約60~70%(日本の物価の約3分の2)

  • カプチーノ1杯: 380円~570円
  • 1.5リットルの水: 約110円~190円程度
  • 月額平均給与: 約19万円~26万円程度

ポーランドはEU加盟国でありながら物価が比較的安い国として知られています。歴史的な旧市街や文化的な観光スポットが多く、西ヨーロッパよりも安く、東ヨーロッパの魅力を体験できます。

 

物価が高い国ランキングTOP10

次に、世界で物価が高い国や地域のランキングを1位から10位まで示します。このデータは、国際的な調査会社「マーサー」が2024年に行った調査に基づいています。

  1. 香港: 特に住居費が世界最高水準。日本の約1.5~2倍の物価
  2. シンガポール: 高級品や車の価格が特に高い。日本の約1.3~1.8倍
  3. スイス(チューリッヒ): 食品や外食が特に高額。日本の約1.5~2倍
  4. スイス(ジュネーブ): 生活全般の物価が高い。日本の約1.5~2倍
  5. スイス(バーゼル): 医療費や教育費も高額。日本の約1.5~2倍
  6. スイス(ベルン): 公共サービスも含め全般的に高い。日本の約1.5~2倍
  7. アメリカ(ニューヨーク): 特に住居費が高い。日本の約1.3~1.8倍
  8. イギリス(ロンドン): 交通費や住居費が高額。日本の約1.3~1.7倍
  9. バハマ(ナッソー): リゾート地で物資の多くを輸入。日本の約1.3~1.6倍
  10. アメリカ(ロサンゼルス): 住居費やガソリン代が高い。日本の約1.2~1.6倍

ビッグマック指数で見る世界の物価

参考までに、2024年の最新データから、ビッグマック指数で見た最も高い国、安い国をお伝えします。

  • 最も高い国: スイス(約1,225円)
  • 中間的な国: イギリス(約857円)、アメリカ(約854円)
  • 日本: 約456円
  • 安い国: 台湾(約359円)など

この指数を見ると、先進国と比べて日本のファストフード価格は比較的安いことが分かります。

一方で、上記の安い国ランキングに入っている国々ではさらに安く、例えばインドネシアやベトナムではビッグマックの価格が日本の半分以下になることもあります。

まとめ

今回のランキングでは、食品や飲料の価格だけでなく、住居費、交通費、レジャー費用なども含めた総合的な視点で各国の物価水準を比較しました。

物価が安い国のランキングは以下のとおりでした。

  1. インドネシア
  2. ベトナム
  3. マレーシア
  4. セルビア
  5. ブルガリア
  6. 北マケドニア
  7. ルーマニア
  8. 中国
  9. ハンガリー
  10. ポーランド

旅行や留学、移住を検討する際には、こうした物価の違いを事前に理解しておくことで、予算計画をより正確に立てることができます。ただし、物価の安さだけでなく、治安や文化、気候など総合的に検討して行き先を選ぶことをおすすめします。

それぞれの国には独自の魅力があります。物価の高さや安さだけで決めるのではなく、自分が興味を持った国に行くのが一番の楽しみ方かもしれません。旅行は新しい世界との出会いです。ぜひ様々な国を訪れて、世界を広げてください!

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