う〜みは広いな、おおき〜な〜!!
そうです!
海は広いです!
そして、場所によっては随分深いところもあります!
今回は海底が特に深いところ くぼみになっている 海溝 についてです!
しかも、世界一深い海溝の
名前
その場所やどうやって深さを測ったのか?
と言った情報をまとめてみました。
世界一深い海溝の名前は・・
世界一深い海溝の名前はマリアナ海溝
マリアナ海溝は下図のように北西太平洋のマリアナ諸島の東
実は東京から2,000km程度(九州から北海道ぐらいの距離)しか離れておらず、意外と近い?場所にありました。
マリアナ海溝の気になる深さは、10,920±10m
ちょっとビミョーな表現ですね。
この数字は第五官区海上保安部の資料によるもの。
この±(プラスマイナス)っていう誤差の表示が、世界一深い海溝の深さを調べることが大変だっていうことがわかります!!
世界一深い海溝の深さを測ったのか?
こんなに深い海の深さをどうやって調べたんでしょうか?
第五官区海上保安部の資料によると、現在のマリアナ海溝の深さ、つまり深さ10,920±10mの数字は、日本とアメリカの2つの調査結果がもとになったようです。
日本の調査は音を利用
この内、日本の調査とは、1984年に日本の「拓洋」という海上保安庁に所属する船によるもの。
その際の測量結果は10,924m
おっと、10,920より深い!!
その時に行った方法は、ナローマルチビーム測深機という音響測深機による測量でした。
音を使って深さを測ってたんですね!
アメリカの調査方法
もう一つのアメリカの調査方法についてです。
アメリカの「トーマス・ワシントン号」 が1980年に測定した結果は10,915、でした。
10,920mよりちょっと浅いという結果になりました。
この時の調査方法は衛星測位による精密深度記録計を使った調査でした。
その後もいろいろな調査が行われており、その結果得られた深さもまちまちのようですが、プラスマイナスがあるとおり、絶対的確証にいたっていないようです!
世界一深い海溝の最も深い場所に名前あり
世界一深い海溝はマリアナ海溝ですが、もう少し詳しく調べるとこのマリアナ海溝の一番深い場所に名前がついていることがわかりました。
それが、チャレンジャー海淵
海溝じゃなくて、海淵(かいえん)です。
ちなみに海淵とは、
海底の特に深い凹地。ふつう海溝中にあり、発見船の名を冠してよぶことが多い。
出典:goo辞書
とあり、海溝の中でも特に深い部分という意味のようです。
発見船の船の名前にちなんでつけられるとおり、最初に発見した船はイギリスのチャレンジャー8世号と言います。
チャレンジャー8世号は火薬を爆発させた時の音波を利用した調査を行っていたところ、10,863.2mの深い場所を見つけました。
その日に、ピアノ線におもりをつけて海底に下ろすというかなり原始的な方法で再度調査を行った結果、最初の調査が正しいことを確認したそうです。
ちなみにピアノ線の先につけた重りの重さは約64kgだったそうです。
世界一深い海溝に鉄球を落としたら・・?
ということで、チャレンジャー8世号が行った調査のように、鉄球を落としたらマリアナ海溝の深い部分に落とすことができそうです!
ただ、まっすぐ鉄球が沈んでいくかどうか??
日本で最初にマリアナ海溝の深さを測ったのが1925年です。
その時は、日本の測量艦「満州」が調査をしています。
その時は重りのついたケーブルをおろして測定する方法(鋼索測深)が使われました。
その時の水深の測定結果は9,814m!
おしい
いずれにしても重りを沈めることはできそうですね!
まとめ
世界で一番深い海溝について今回はまとめてみました。
世界で一番深い海溝の名前はマリアナ海溝
その深さは正確な数値が出ておらず、現在のところ10,920±10m
チャレンジャー海淵がマリアナ海溝の最深部
この内、深さについては±10mの誤差があるとされており、いろいろな調査結果でもまちまちの結果で確定されていないようです。
しかし、一番海の深い場所が10km程度というか、
10kmもというか
いずれにしても、深い海って、神秘的ですね!